ケーススタディ

育休は二度と味わえない最高のプレゼント

男性で育休取得に不安を感じている方へ。オハコでの育休取得の実体験を綴ります。
読了目安:8分
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Kota Kameyama
2019-2-8

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※当記事の著者について この記事は、弊社社員からの寄稿です。本人の許可を得て配信しています。


みなさんは男性の育休について、どんなイメージをお持ちでしょうか?

特に出産のご予定がある方、もしくは将来は子供がほしいと考えている方にとって、男性が育児のために会社を休むことに対して不安を感じたことはないでしょうか?

私も業務に対する不安からなかなか育休の取得に踏み込めなかったのですが、今回、会社に勧められて取得してみた結果、そのための準備と会社の仕組みがあれば、安心して育児に向き合えることが分かりました。

この記事では、私が育休に対してどのような不安を抱え、どのように解決してきたかをお伝えします。

育休取得に至った背景

そもそも育児休業とはどんな制度なのか。すべての男性が育休を利用した方が良いのか、するべきかなのかは、置かれている家庭や職場の状況に関わると思いますので、まずは私が取得することに至った背景を整理します。

育児休業とは?

育休とは育児休暇ではなく、育児休業が正しいです。これは政府による制度で、一定の条件を満たしていれば誰でも利用する権利があり、期間中の給料は会社ではなく、国から給付されます。取得できる期間は、約一年まで(条件によっては延長が可能)の利用が可能なようですが、今回私は1ヶ月間としました。

※制度について詳しく知りたい方は厚生労働省のページ(イクメンプロジェクト)をご欄ください。

我が家の家族構成

  • 父 (42才 私、オハコの社員)
  • 母 (3□才 共働きで、現在、産休を経て育休中)
  • 長男(4才 保育園の年中組)
  • 次男(0才 今回この子の育休のお話)

ご覧の通り、私も妻もなかなかの高齢です。子育ては体力面にも大きく依存するので、ここの条件は意外と大きいです!今回は次男が産まれたことによる育休の話になるのですが、意外とキーになるのは長男の存在でした。

直面した家庭での問題

今回妻の妊娠が確認できた時に、第二子が産まれると我が家の生活がどのように変わるのか、妻とシミュレーションしてみたところ、第二子が産まれると妻は新生児に終始付きっきりの生活になるため、長男を保育園へ迎えに行けなくなってしまいます(朝の送り届けは元々父の仕事)。

そのため、次男が外出可能になるまでの一ヶ月間は、長男の送迎をどうするのかという問題が出てきました。第三者のサポートを頼るか、私が時短勤務もしくは育児休業を取るかという状況で、上長からの勧めもあり、育児休業を取得することになりました。

育児生活に備えて

オハコでの業務内容

オハコでの私の通常業務は次の2点になります。

  • クライアントワークのプロジェクトマネージャ
  • グループの全体的なマネージメント業務

クライアントワークは1案件あたりの期間は3ヶ月〜が多く、オハコでは通常プロジェクトマネージャは2〜3件を掛け持ちします。その時も私は2案件を担当していました。

抱えていた不安

これまでの間、1ヶ月間もの長期休業を経験したことがなかったので、育休に入る前には漠然と以下のような不安がありました。

  • 担当プロジェクトの引き継ぎ
  • 育休中に会社での動きをキャッチアップできるのか
  • ブランクが空くことで育休明けにちゃんと業務へ復帰できるのか

良かったこと①:メンバーのサポートによるアサインの調整

幸い、育休取得するまでに、仕事の引き継ぎ等をするには十分な時間がありました。担当するプロジェクトについては、育休の予定日と受注するプロジェクトのタイミングや内容を勘案して、優先的にプロジェクトへのアサインを調整してもらえたため、予定通り育休前にプロジェクトを終えることができました。 また、半年ほど継続している長期プロジェクトも担当していましたが、引き継ぎにあたりプロジェクトマネジメントに関わることを一式まとめ、後任のPMとある程度併走しながら共有していくことで、社内外含めてスムーズに引き継ぐことができました。

クライアントや社内メンバーに対して影響を及ぼす部分についてはとりわけ気を遣いましたが、育休の話を打ち明けたところ、思いの外好意的に反応してくれたことはとても救われました。オハコとして過去に育休を取得した事例がなかったのですが、働きやすい雰囲気が醸成できていると思いました。

育児生活のはじまり

育休に向けての準備を進めていると、突如その時はやってきました。

妻は何となく予定より早くなりそうな気がすると以前から言っていたのですが、実際に2週間前倒して出産を迎えました。妻の言葉を半分信じて、準備作業も巻きで進めていたおかげで、何とか大体の作業は終えた状態で育休に入ることができました。手続きとしては、育休期間の変更申請がありましたが、それも難なく完了し、出産日の翌週から育休に入りました。

育児生活

育児生活に入ると、家族全員が新しい生活習慣に切り替わり、最初はなかなか慣れません。育休を取るきっかけは長男の送り迎えをすることが私のミッションではありましたが、実際のところ当然次男の育児や家事など、妻のサポートにもフルコミットします。育児に関しては長男の時の記憶は曖昧で、経験済みのことも殆どリセットされています。基本的に赤ちゃんの行動としては、次の内容を1セットとして1〜2時間毎にループします。

  1. 寝る
  2. 起きて泣く(おむつ替え)
  3. 乳飲んで寝る

こちらの都合はお構いなしに、これがエンドレスに続くため、寝たい時に寝るといった当たり前のことができなくなります。長男の時は育休を取っていなかったので、全行程を妻一人でこなしていましたが、正直ぞっとします。今回はこれを代わりにやってあげるだけでも、相当な負担減になります。というかやってみて、その大変さが身に染みてわかります。あと10歳若ければ…と嘆きが入ります。斯くして、2人がかりで昼夜戦い続け、明け方くらいにはゾンビ状態になりながらも何とか乗り越えていきました。

良かったこと②:Slackによる社内情報の共有

育休を取る前は、言うても少しくらいは空いた時間とかがあって、そこで普段できなかった新しい知識の学習であったり、仕事の整理とかこの機会にやれるんじゃないかと画策していました。でも実際のところは、不定期に訪れる次男の育児に加えて、遊ぶ気満々の長男対応や家事をしていると自分自身のためにまとまった時間を取るのは無理だと諦めるようになりました。

ただし、一日の最初と最後にSlackからの社内情報をキャッチアップすることを日課にして、それぞれのプロジェクトの状況は常時把握していました。オハコでは基本的に、クライアントとの間では日々のコミュニケーションに加え、その日にやったこと、明日やること、今課題となっていることを毎日共有しているため、これを追うだけでおおよその流れが把握できるようになっています。

また、社内のナレッジ共有のために、オハコではプロジェクト終了時にプロジェクトの振り返りをまとめた内容をオフラインで社内に共有する機会があります。その発表の様子をビデオで撮影し、社内のSlackチャンネルで共有する習慣があるため、今回不在の間に行われたプロジェクト発表の様子もリモートで共有することができました。なお、ビデオでのナレッジ共有としては、その他にもデザイナー、エンジニアの各メンバーが不定期に企画する勉強会などがあります。 

育休を終えて

育休取得前、元々は以下の3点において不安がありました。

  • 担当プロジェクトの引き継ぎ
  • 育休中に会社での動きをキャッチアップできるのか
  • ブランクが空くことで育休明けにちゃんと業務へ復帰できるのか

今回、育休期間は1ヶ月とまだ短期だったこともありますが、育休前に感じていた業務上の不安は社内メンバーによるサポート情報が可視化された仕組みのおかげで、大きな障害はなく、安心して復帰を果たせました。復職した現在も家庭での育児は続いていますが、オハコではフレックス制度を取り入れているため、自分の生活スタイルに合わせて勤務時間を調整しています。

さいごに

今回は1ヶ月という短期間のみでしたが、それでも率直に育児休業を頂けたことは良かったと思います。1ヶ月間、育児に徹してみることで、母親の苦労を共感できたことが一番良かった点だと思います。

当たり前のことですが、生後間もない時期の育児の体験は辛い時も幸せな時も合わせて、二度と味わうことができない、かけがえのない一時であったと思います。それに加えて普段はなかなか作ることができない、妻、長男との時間を持てたことも、家族にとって貴重な1ヶ月間になりました。

今回の私の育休経験がオハコにとっては初めてで、育休前には素敵なお祝いまでいただいたのですが、育休こそが最高のプレゼントだと思いました。後続する社員にその機会が訪れた時には、より利用しやすい環境になるように今回の経験を生かしていければと思います。

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