デザイン

ルーキーたちの卒業制作展を見学してきました

4月にオハコで迎えるルーキーたちの卒業制作展に行きました。これからの成長が楽しみです。
Yoshiki SAKAI
Yoshiki SAKAI
2019-3-11

卒業制作展の季節がやってきました

はじめまして。UXデザイナーの酒井です。 各地でデザイン系の大学の学生が1年間の集大成を見せる卒業制作展が開催されています。 4月にオハコに迎えるルーキーのうち2名が、それぞれ所属する大学で卒業制作展を行っていました。 自分の作品を出展していたルーキーの石原さんと渡邉さんに、作品にかけた想いと入社への意気込みを聞いてきました。

千葉工業大学デザイン科学科 石原さんの卒展

私は、千葉工業大学山崎研究室の展示に行ってきました。実は、ここは私の出身校であり、所属していた研究室でもあります。5年前に私も同じように修士研究の展示・発表をしていたことを思い出しながら、後輩たちがどんな作品を展示しているのか楽しみにしながら見学にいきました。

展示会場の様子

千葉工業大学の山崎研究室は「ユーザーがSMILEになる体験のデザイン」をモットーにUXデザインや人間中心設計をベースにした卒業研究、修士研究の展示を行っていました。

山崎研究室の特徴の一つでもあると思いますが、最終成果物の形態は決まっていません。自分で設定したテーマからアプリやサービスを提案している人やプロダクトの作品を展示している人、カードゲーム、ワークショップの提案をしている人もいました。

石原さんたち4年生は1年間で、卒業研究のテーマ検討から始まり、ユーザーの調査・分析、プロトタイプ作成、ユーザー評価、最終プロトタイプ作成というUXデザイン・人間中心設計のプロセスを通して作品の制作を行います。

作品について

石原さんの作品のタイトルは「もののせかい」。 「モノ」から見る視点と「ヒト」から見る視点の違いを絵本や映像作品として形にし、もう一度「モノ」との接し方を見直すきっかけを与えるための作品です。

現代ではIT技術の発展から効率化やコトに注目が集まる一方で「モノ」への愛着や大切にしようとする想いが薄れてきているのではないかという視点から、今一度「モノ」との接し方を見直せる機会を作りたいとの想いから研究が始まりました。

石原さんからのコメント

最終的には、模索した中で見つけた面白い映像やシーンを切り取ってムービーと絵本を作成しました。また、来場してくれた方にリアルタイムで「モノ」の視点を体験してもらうためのゴーグルを展示しました。

研究の中でも特に大変だったのは、「モノ」の視点をどうやって表現するのかという点です。 どうやったら「モノ」の視点になれるのか、「モノ」の気持ちになれるのかを考えて、バックにカメラを取り付けたり、ペットボトルの中にカメラを入れたり、試行錯誤しながら模索しました。

正直いうと、何が最適なアウトプットだったのか答えは出ていません。ただ、限られた時間の中でいろいろな実験を通してプロトタイプしながらアウトプットをした過程は今後に生きて来ると思っています。

入社への意気込み

「楽しみ!」の一言しかありません!

これまで複数社でインターンをさせてもらう中で、大学の授業で得た知識や経験を活かせた部分は少なからずありました。ただ、自分が携わったものが本当に世の中の人に認められるものかどうか、検証までを実務を通してやっていきたいです。

そのためには、クライアントと一緒に練った理想像や価値を実現する力が必要だと思っています。理想像や価値を言語化し、それを細部まで緻密にプロダクトに宿していく。それを世の中に提供した時に、使っている人が価値を感じてもらえるものを作っていきたいと考えています。

スタッフからの感想/メッセージ

普段見ている景色から視点を変えるきっかけを作ってくれる石原さんの作品は、とても学生らしいユニークな発想と想いから生まれたものでした。試行錯誤してアウトプットを出す力、設計した体験や価値をプロダクトにインストールしていく力はオハコに入ってからもとても重要なスキルの一つだと感じています。オハコのルーキーとして、そして、千葉工業大学の先輩として、とても期待しています!!

常葉大学 造形学部 造形学科 渡邊さんの卒展

デザインディレクターの澤田です。私は、2019ルーキーの中で唯一のUIデザイナー候補の渡邊さんの卒展に行ってきました。会社からも近いところでありがたかったのですが、当日は雨にも関わらず大変多くの来場者で賑わっていました。

展示会場の様子

常葉大学 造形学部 In&Out Lab+安武研究室では「よりよく生きる、という大きな視点と、スマートな利用体験という設計の視点の両方」について、学生が学んできた内容の発表を行われていました。

デザイン思考や人間中心設計をベースにしつつ、社会的な課題に対してアウトプットのUI制作だけに留まらない幅広い提案が目立ち、全体的に完成度の高さを感じました。

作品について

渡邉さんの作品のタイトルは「skillme」。

子育ての為、社会から離れていた女性がもう一度社会でいきいきと輝き働き出せるような「きっかけの場」を提供するソリューションプランの提案でした。インタビュー調査などを通して抽出されたインサイトからサービスコンセプトを設定しUI画面までの一連のプロセスが作品となっています。

渡邉さんからのコメント

今回、卒業制作では「30代女性が冒険・挑戦体験をすることにより、心の若さを取り戻し、もう一度自信を持った姿で社会に出て働き出せるようになるサービス」を提案しました。

世間では、老いに争い若さを保つこと(=アンチエイジング)がよしとされてますが、「本来の年齢に争い、保ち続けた美しさが本当の女性が求めている美しさや若さなのか」という問いを設定し、サービスを開発しました。

卒業制作を行うにあたって、自らが設定した問いに対しての解決策をプロトタイピングしながら探っていきました。 意識したところは、ユーザーに価値のある体験を生み出すために、問題点の本質やサービス設計においての課題、ユーザーが何を求めているのかを立ち返って掘り下げることです。

卒業制作を通して、自分が今まで4年間学んだことを形にする事により、自分の強みや弱みを社会人になる前に明確に自分の中に落とし込むことができたと思います。また、ここで終わりではなく今後もサービスの改善をして行き、より良いサービスに出来るようにしていきたいと考えています。

入社への意気込み

学生時代に課題解決に取り組んでいく中で常に問題の本質を問い続ける姿勢を学んできました。「本当の問題とは何か?一番大切な事は何か?」と突き詰めて考えていく事を諦めない姿勢を学生時代に学べたことが自分の自信に繋がったと考えています。社会人になっても学生時代に学んだ事を忘れず、今後も学び、日々成長していく姿勢を続けていきたいです。

また、サービスの成長を支援するだけではなく、ユーザーに豊かな体験を提供することができるように、自分に何が出来るのか考え、もう一度学び直すことによって、自信を持った姿で社会人の一員になれるように、社会人になるまでの残りの1ヶ月を過ごしたいと思っています。

スタッフからの感想/メッセージ

社会的な課題に対して、単にUIだけに留まらず、より広い領域と観点でのソリューションプランの提案に感じました。実際、社会人としてプロジェクトに挑む際はより様々な制限があったり、これまで見えていなかった観点も必要とされます。

ただ、この制作で実践されている、物事の事象と真摯に向き合い課題を抽出しアウトプットまで定着させるプロセスは粒度はあれど変わりません。オハコにジョインしてからの成長がとても楽しみです。

まとめ

学生の卒業制作展は、我々社会人にとって凝り固まった思考を解きほぐしてくれる自由な発想や純粋な制作への想いを感じられる刺激的な場になっていると思います。

先に澤田が述べているとおり、社会人になると様々な制約条件があり思うように結果が出せないことも多々あると思います。私も新卒時代は学生時代に学んだアプローチとのギャップに戸惑う日々が続きました。 ただ、ルーキーの二人が力強くコメントしてくれたように、学生時代に培ったヒト・モノ・コトに向き合う姿勢は必ず活かせると思っていますし、必ず活躍してくれると期待しています。

ルーキーの皆さん、一緒にプロジェクトができるのが今からとても楽しみですね。 オハコにこれまでなかった新しい風を起こしてくれると確信しています。

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UXデザイナー/見た目のデザインだけではなく、ヒトが笑顔になる体験のデザインを目指しています。